今年音楽生活45周年を迎え、テイチクエンタテインメントからアルバム「弾き語りの世界」と、シングル「帰り花/折り鶴の宿」をリリースした作曲家の弦哲也氏が座長を務める東京都北区(花川與惣太区長)主催の音楽イベント「弦哲也 北区(きた)の演歌座2010」が13日、王子の北とぴあ/さくらホールで開かれ、テイチクの演歌歌手5人によるミニステージに加え、プロを目指す若者を全国から募った新人発掘オーディションの決勝大会も開かれた。
この「北区(きた)の演歌座」は、北区のアンバサダー(大使)を務める弦哲也氏に依頼して、町おこしの一環として今後5年間、各レコード会社なども協力し、「忘れかけた日本の心などを北区から歌を通して全国へ発信していく」ことになったもので、1年目の今年は、記念作を発売するなど何かと縁のあるテイチクが協力。山口ひろみ、上杉香緒里、永井みゆきの同年生まれ(1975年のうさぎ年)の中堅歌手3人で結成した"うさぎ組"の面々と、松原健之、清水博正の若手2人の計5人が出演し、それぞれデビュー作と新曲を披露。弦さん自身も「帰り花」と「折り鶴の宿」に加え、代表作でもある「天城越え」を歌唱した。
(全文は2010/11/17発行の「連合通信レコード速報」に掲載)