来年デビュー20周年を迎える田川寿美(コロムビア/JYKコーポレーション)が13日、東京・江東区住吉のティアラこうとうでスペシャルコンサートを開催。定番となった美空ひばりコーナー等もまじえ、1月20日発売以来好調に売上げを伸ばし、遂に12万枚を突破した最新シングルの「北の港駅」等で年末へ向け、最後のアピールを行った。
この日は、新曲のヒット御礼も込めてのコンサートとなったが、田川は「来年の20周年は一つの区切りと考えていますが、その前年となる今回のコンサートは、私の成長過程を確認するコンサートになります。ひばりさんの歌なども10代、20代、そして現在の30代と私自身の受け取り方が違ってきていますし、先輩方が築いてきた日本の歌謡曲と現代の私の歌の違いなども感じていただけたら」と話し、満員の観客に向けて「私の19年の歩みを感じて下さい」とアピールしていた。
田川はステージでは着物の早替えや4種類のドレス姿などでデビュー作「女…ひとり旅」から最新曲「北の港駅」まで全22曲を熱唱。美空ひばりの「お祭りマンボ」や「港町十三番地」、ザ・ピーナッツの「恋のフーガ」、ちあきなおみの「喝采」なども田川ならではの個性ある歌声で歌唱し、確かな成長をアピールしていた。
(全文は2010/10/15発行の「連合通信レコード速報」に掲載)