キングレコードから4月21日に発売された最新シングル「心ひとすじ」が18週連続でチャートインを続ける大月みやこが23日、東京・日本橋の三越劇場で「大月みやこ2010秋のコンサート」を開催。昼夜2回とも500席の会場が満席となる中、9月22日に発売した久々のオリジナルアルバム「心ひとすじ〜愛をうたう〜」を中心に全30曲、昼夜2回で60曲余りを歌い切る熱いステージでファンを魅了した。
この秋のコンサートは「いつものコンサートとは一味違うコンサートにしたい」と、以前は銀座博品館で開催。昨年から会場を三越劇場に移し、今回は「以前からやりたいと思っていた"和"の世界をテーマに取り上げ」、大月自らが舞台を構成。芸者姿にも扮し(衣装替えは計4回)、「和の持つ粋な空気感を継いで行きたいと思って、芸者姿で三味線にも挑戦。それも、津軽三味線のダイナミックさではなく、やさしさと粋、色っぽさを持った音色の三味線に」と大月。藤本流の藤本秀禎/篤秀の三味線を交え、長唄の「勧進帳」や「さのさ」等を披露。また、ニューアルバムからロングヒット中の「心ひとすじ」や、大作「花言葉はもういらない」など5曲をフル歌唱。はとバスのバスガイドをゲストに、「東京のバスガール」や「銀座カンカン娘」等も歌い、前作「儚な川」など、アンコールも含め全30曲を歌い切った。
(全文は2010/9/27発行の「連合通信レコード速報」に掲載)