コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は9日、北海道警生活経済課と札幌方面北署が、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた千葉県市川市の無職男性(46)を8日、著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
男性は、3月9日ごろから4月9日ごろまでの間、2回にわたり、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Windows2000 Professional」他1種類のソフトウェアを権利者に無断で複製したCD―R計3枚を、札幌市北区の男性ほか1人に対し、計23000円で販売していた。
男性は、「WANTEDオークション」で複数のIDを取得、製品について出品画面上で「未使用正規」と説明。「Microsoft Windows7」や「Microsoft Office 2007」などの海賊版を、2500〜20000円で販売、逮捕されるまでに約1000万円を売り上げたことを供述しており、販売期間について調べが進められている。
同事件は3月、商品を購入した男性が北署に被害相談し、相談を受けた署員がACCSを通じて著作権者へ連絡した。
(全文は2010/9/13発行の「連合通信レコード速報」に掲載)