日本映像ソフト協会(JVA)は7日、2010年7月度のビデオソフト売上統計(速報値)を発表。ビデオソフトの月間売上金額は244億60百万円で、前年同月比110・8%と大きく前年同月実績を上回った。
この売上額は、今年3月に次ぐ2番目の実績となったがこのうちDVDの売上金額は200億39百万円で前年同月比98・7%に終わった。一方、先月(6月)過去最高の月間売上を記録したブルーレイは、その記録を更に上回る、44億7百万円で同255・5%となり、ブルーレイの売上増が全体の前年実績超えに大きく影響した。
これを、DVDとブルーレイを加算して、「販売用」全体でみると、売上金額は153億96百万円で前年同月比111・5%と伸長。4月、5月に続いて7月も前年同月実績を上回ったが、これはブルーレイの販売実績が好調に伸び、市場回復に影響を与えるまでに大きくなってきたことを示すもので、「販売用」におけるブルーレイの割合は、26・6%を占めるまでになった。ただし、レンタル店用など含む全体の売上額に占めるブルーレイの割合は18%。ブルーレイの93%を占める「販売用」の売上は41億2百万円で前年同月比276・6%と高い伸びを示す一方、ブルーレイの「レンタル店用」は、前年同月比は125・2%と伸びてはいるものの、売上額は3億3百万円で、まだまだブルーレイのレンタル利用は少ない。
(全文は2010/9/8発行の「連合通信レコード速報」に掲載)