ドリーミュージックの藤澤ノリマサがベートーヴェン/ 交響曲第九番をモチーフにしたニューシングル「希望の歌〜交響曲第九番〜」(10月13日)で、550年の歴史を持つ「いけばな」の池坊との史上初のコラボレーション(ジャケット登場)が決まり、撮影が行われた。
コラボのきっかけは、藤澤が華道家元45世 池坊専永氏の次女、池坊美佳氏の作品に対し「古(いにしえ)より続く『いけばな』という文化が、現代でも色褪せることなく輝きを放つ"古と現代の融合感"および馴染みの無い男性や若い世代に向けて積極的に活動している華道家が、自身の音楽スタイルであるポップオペラと、新たな感動に誘い幸せに導くという点で非常に共通点がある」と感じたこと。「新曲の歌詞に込めたメッセージを『いけばな』で表現していただいた作品を、是非ジャケット写真にさせていただきたい」とオファーし、快諾を得た。
撮影当日、池坊美佳氏は、藤澤の新曲を聴きながら、次々と花を生けていき、限られた時間の中で「CDのジャケットだけに使われるのはもったいない」とドリーM関係者が感じたほどの作品を作り上げた。「このつぼみには未来の希望や情熱の意味が込められています」と池坊氏から1本のつぼみを託された「いけばな」初体験の藤澤は、緊張しながらも、最後の花を生けて作品を完成させ、池坊氏から"いけばなの貴公子"に認定され、「いけばな」を始めることを宣言した。
(全文は2010/8/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)