ビクターエンタテインメントは18日、橋幸夫の芸能生活50周年コンサート「道程〜みちのり〜」をNHKホールで開催。2部構成で全38曲、3時間に及ぶ50年間の集大成コンサートで、満員の観客約3千人を魅了した。
橋は1960年、デビュー曲「潮来笠」の爆発的ヒットで日本レコード大賞新人賞の第1号受賞者となって以来、「いつでも夢を」(62年)と「霧氷」(66年)で2度もレコード大賞を受賞。50年間にわたって日本の歌謡界のトップを走り続け、股旅歌謡、青春歌謡、リズム歌謡、ムード歌謡、踊り歌など常に新しい分野を開拓してきた。
その50周年を記念するコンサートは、第一部が吉田正記念オーケストラ(大沢可直指揮)の演奏をバックに、「潮来笠」「霧氷」「雨の中の二人」など16曲で構成した組曲「夢のつづき」を披露。また第二部では、ゆるキャラ24体が登場する「ゆるキャラ音頭」等の音頭ものや、子供コーラス18人と歌う「子連れ狼」、ダンサー50人が舞い踊るなか「恋のメキシカン・ロック」等のリズム歌謡、さらに、幽玄な薩摩琵琶に合わせて歌う新曲「生きて、悔いなし」など22曲を熱唱。「遥かなる歌の道」と題した全十景のステージが繰り広げられた。
(全文は2010/6/23発行の「連合通信レコード速報」に掲載)