日本音楽著作権協会(JASRAC)は16日、同協会の管理著作物を違法に複製したカラオケ楽曲データを搭載した業務用通信カラオケ機器に用いられることを知りながら、通信カラオケの新曲配信データを提供していた佐賀県吉野ヶ里町在住の男性を無断複製物頒布による著作権侵害の疑いで愛媛県西条警察署に告訴した。
被疑者は、佐賀市に本店を置くカラオケリース会社の男性従業員(44)で、当該事件は、6月に西条市在住の男性が、同協会の管理著作物を違法に複製したカラオケ楽曲データを搭載し、オフライン時の不正利用防止用ロック機能も解除した通信カラオケ機器をネットオークションで販売していた事件の取り調べを進めた結果、被疑者が勤務先の機器を使って西条市の男性から送られた通信カラオケ機器内蔵ハードディスクに通信カラオケの新曲配信データを無断複製して販売していた事実が判明したもの。
(全文は2011/09/19発行の「連合通信レコード速報」に掲載)