「エイベックス・グループ・ホールディングス(AGHD)は25日に開催した取締役会において、同社取締役(社外取締役及び非常勤取締役を除く)に対して、ストックオプションとして発行する新株予約権に関する報酬等の額及び具体的な内容決定について、6月26日開催予定の第24期定時株主総会に付議することを決議した。
同社は役員報酬制度の内容及びその決定手続きについて見直すために、5月1日付で「報酬委員会」(社外取締役を委員長とし、社外取締役1名及び同社代表取締役CFOの3名)を設置し、外部の客観的な視点を取り入れた、より透明性の高い役員報酬制度とすることとした。
新制度の役員報酬は、基本報酬(固定)と年次賞与及び株式報酬型ストックオプション(ともに変動報酬)で構成される。年次賞与は、毎期の連結当期純利益に応じて支給され、ストックオプションは、株主との利益意識の共有を主眼としており、取締役に中長期的視野で、業績や株価をより強く意識した経営を動機付ける設計を目指している。
現在、取締役の報酬額は年額1200百万円以内、ストックオプションとしての新株予約権は年額300百万円以内となっているが、今回の制度変更は、これまでの報酬上限及び内容に代えて、取締役(現在、対象となる取締役は、社外取締役2名及び非常勤取締役1名を除く4名)に対し、新報酬制度による株式報酬型ストックオプションとしての新株予約権を割り当てようというもの。
(全文は2011/05/27発行の「連合通信レコード速報」に掲載)