なかえいじ(with 亜樹弛)が13日、ウェブクウ移籍第1弾「ラストパス/きっと何処かで」(4月27日。販売=EMIミュージック・ジャパン)の新曲発表プレミアムライブを東京・赤坂SUBIR(シュビア)で開催した。
なかえいじは鹿児島県国分市出身。92年に「内山田洋とクールファイブ」のメンバーとして音楽活動をスタート。98年にソロに転じ、00年にはヴォーカリスト、ミュージシャンとして作詞、作曲、俳優業まで活動の場を拡げ、02年9月に仲英二として、自らサックスを演奏した「まぼろしの夏 NATSU」でCDデビューを果たした。04年には自らのバンド「なかえいじwith亜樹弛(あづち)」を結成、ソロとしての活動と共に、ブルースを中心とした歌謡&ロックバンドの活動も始めた。
「ラストパス」は、いよいよ明日、社会人として旅立つ息子に、これからの人生をサッカーの試合に喩え「不器用愚直 それで良い。好きが一番 夢追いかけろ。あしたが必ず見えてくる 笛が鳴るまで暴れてこいよ これが親父のラストパス」と、メッセージを送る父親の心境を歌った歌謡ロック。ライブでは「きっと何処かで」や、内山田洋とクールファイブ時代の「長崎は今日も雨だった」なども披露し、全20曲以上を熱唱。ゲストには高木ちえ美が駆けつけ、新曲「黒いカナリア/新宿夜霧」(ウェブクウ、2月23日)を歌唱しメンバーにエールを送った。
最後になかえいじは「この曲は千年に一度といわれる大震災の日にレコーディングしたものです。今、こうして歌える喜びを感じています。感謝の気持を忘れずに歌い続け、ヒットに繋げたいと思います」と抱負を語った。
(全文は2011/05/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)