日本映像ソフト協会(JVA)は10日、2011年3月度のビデオソフト売上統計(速報値)を発表。月次総売上は、震災の影響が大きいものと懸念されたが、月次実績としては前月(2月)を上回る188億8百万円を記録した。
この実績は、前年同月比でみると当初の予測通り73・6%と大きく減少しているが、前年の3月実績が比較的高い実績(10年中では2番目)であったため、対前年同月比で14%増と好調であった2月の実績(約183億円)を上回る月次実績となった。
このうち、DVDビデオの月次売上金額は165億72百万円で前年同月比76・1%。その「販売用」の売上金額は比較的高い実績であった前年同月と比較して65%の90億24百万円にとどまった。一方、「レンタル店用」も前年同月比では95%と前年実績を下回ったものの、その実績(74億8百万円)は今年の中では最も高く、むしろ比較的好調であったと言えよう、と協会事務局では報告しており、「レンタル店用」は今年に入ってから好調に推移している。
(全文は2011/05/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)