ユニバーサル ミュージック(UM)のクラシックス&ジャズ本部は26日、4月24日から4日間にわたって行われている「上原ひろみ×熊谷和徳」のブルーノート東京公演の最終公演(?o日夜)の模様が、UstreamのBLUE NOTE TOKYOチャンネルで生中継されると発表した。
同公演は、東日本大震災の被災地支援を目的に急きょ4月上旬に決定したもので、チケットは売出しと同時に即完売となったが、被災地をはじめ、会場に行くことの出来ない多くのファンの声に応える形で今回のUstreamでの生中継(27日21時30分〜)が実現した。
震災当日ニューヨークにいた上原ひろみは、海外でも募金活動をしながらのツアーを展開。帰国後の4月13日〜17日には出演料を全額寄付するコットンクラブ(東京)での5日間?Q公演を行い、続けて今回、タップダンサーの熊谷和徳と共にブルーノート東京でチャリティーライブを開催しているもので、今回の出演料も日本赤十字社を通じて全額寄付する。
上原ひろみのジャズピアノに合わせてタップを踊る熊谷和徳は仙台出身。「TAP THE FUTURE義援金PROJECT hand to hand―feet to feet」という被災地応援プロジェクトを立ち上げ、自らも避難所を訪れるなどの活動を行っている。上原と熊谷の二人は2006年の初共演以来、幾度かステージを共にし、今年1月にもスイスのベルンで一週間公演を行ったばかりという。今回の公演について、上原は「とにかく自分に今出来る事を全力でやることで、少しでも皆さんに元気になってもらいたい。今回、最終公演のUstream生中継が決まり、会場に来られない方にもライブを観ていただけることになった。日本全国に元気が届けられますように」とコメントしている。
(全文は2011/4/29発行の「連合通信レコード速報」に掲載)