全興連、都興組共催による新年賀詞交歓会が1月18日午後6時から千代田区丸の内の東京會舘で開催されたが、冒頭、全興連・大藏満彦会長は次の通り年頭挨拶を行った。
(前略)映画界の昨年を振り返りますと、邦画は「借りぐらしのアリエッティ」「THE LAST MESSAGE 海猿」「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」、洋画は「アバター」「アリス イン ワンダーランド」「トイ・ストーリー3」等が大ヒットし、2004年に記録した興行収入を更新する勢いで、3D映画が席巻し、昨年こそ「3D映画元年」にふさわしい年ではなかったでしょうか。一方、スクリーン数は3、400強と2000年以降一番低い伸びにとどまり、マーケットの適正スクリーン数が叙々に見えて来たような気がします。3D作品の公開本数増に伴い、劇場のデジタル化はもとより、3D上映スクリーンともに一昨年末の倍以上の増加となっております。3D上映スクリーンを備えた劇場はその恩恵にあやかることができますが、それ以外は厳しいと言う、いびつな興行形態であることも事実です。
(全文は2011/01/21発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)