「平成23年度関西映画人名刺交換会」(世話人・関西映画支社長会)が6日午後6時から、大阪・北区の新阪急ホテル2階「紫の間」で開かれ、関係者約600人が出席した。
浅見準氏(ソニーピクシャーズ)の司会で開宴。まず来賓の迫本淳一外配協会長(松竹社長)が「今年の正月興行は前年の8掛けていどで推移しています。昨年はお正月の『アバター』をはじめ、『アリス・イン・ワンダーランド』『トイ・ストーリー3』などの3D映画や『借りぐらしのアリエッティ』などの大ヒットで、他産業と比較してもかなり良い業績をあげることができました。今年も外配協各社は良い作品を取り揃えました。映画人口の増加のため一緒に頑張りましょう」と挨拶した。
ついで大阪興行協会の山内秀茂理事長(きんえい社長)が「お正月興行は大ヒットに沸いた前年に比べかなり厳しい。政治、経済の見通しも暗く、年間所得200万円台の勤労者が34%を占めるという状況では、個人消費はますます縮小の傾向にある。そんな中で、観客動員の決め手は何と言ってもお客様に感動と夢を与える良い映画です。良い劇場の良いサービスで、一人でも多くのお客様に足を運んでいただけるように」と力強く乾杯の音頭をとった。
(全文は2011/01/10発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)