今年創立100周年を迎えた日本コロムビアは、同じく90周年を迎えた松竹と共同で「松竹キネマ90周年×日本コロムビア創立100周年コラボレーション企画」を実施することになり、まず11月17日に「懐かしの松竹映画大全集
スペシャルBOX〜音と映像で甦る銀幕の歌謡曲〜」と題したCD4枚とDVD1枚のBOXセットを発売。また、12月4日と5日を「日本コロムビアDAY」とした特別上映会を開催する。
同企画の時代背景として、テレビが一般家庭に普及する60年代(昭和30年代前半)まで、映画は娯楽の王様であり、サイレント映画からトーキーへと移り変わったことで、音声、とりわけ音楽の重要性が高まり、主題歌による映画の宣伝効果、また映画化による歌の波及効果などが顕著になり、映画会社とレコード会社の協力関係は今以上に密接であった。
(全文は2010/11/17発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)