松竹は、来年5月にJR大阪駅に松竹、TOHOシネマズ、Tジョイの3社共同事業体が運用する新シネコン「大阪ステーションシティシネマ」がオープンすることを機に、キタの拠点として映画ファンに親しまれてきた梅田ピカデリー(4スクリーン、1918席)を来年1月16日(日)をもって閉館(最終営業日)することになった。
同館は梅田新道で営業していた梅田松竹会館が、大阪市の都市計画で立退きをせまられたため、代替劇場として郵政互助会館ビル(北区太融寺町)内に1980年3月15日から営業をスタートした。
キタは東宝の牙城。また、東映直営館も盛業中で、地理的ハンディもあって苦戦したが、しだいに力をつけ、2004年の年間興収は15・4億円、05年は13・8億円と大きく業績を伸ばした。
(全文は2010/10/22発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)