東映アニメーション株式会社(JASDAQ上場)は10月29日(月)、平成25年3月期第2四半期(平成24年4月〜同9月)の連結決算を発表した。それによると、当期の売上高は144億6、700万円(前年同期比11・1%減)で営業利益16億9、400万円(同37・1%減)、経常利益19億1、100万円(同33・7%減)、四半期純利益12億1、600万円(同30・5%減)、1株当たり四半期純利益87円55銭(前年同期125円92銭)をそれぞれ計上した。連結財政状態は総資産が405億3、200万円、純資産が331億6、500万円、自己資産比率は81・8%となった。配当の状況は年間配当金60円(期末)を予定している。平成25年3月期(平成24年4月〜25年3月)の連結業績予想(通期)は売上高280億円(前期比15・2%減)、営業利益32億円(同35・5%減)、経常利益35億円(同34・1%減)、当期純利益22億円(同30・3%減)、1株当たり当期純利益158円41銭を見込んでいる。
当期のセグメント業績は映像製作・販売事業が売上高55億4、900万円(前年同期比6・8%増)でセグメント損失2億6、900万円(同5億7、100万円の利益)、版権事業が売上高52億1、500万円(同1・5%増)でセグメント利益22億6、800万円(同1・5%減)、商品販売事業が売上高27億6、200万円(同33・8%減)でセグメント利益1億1、200万円(同58・8%減)、その他の事業が売上高10億1、300万円(同43・3%減)でセグメント利益1億9、900万円(同36・5%増)となった。
また、同社は自己株式を25万株、5億円を上限に、平成24年10月30日から平成25年1月29日までの期間に取得することを合わせて発表した。その理由は「経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするとともに、株主還元策の一環として実施する」としている。