1年に1回の七夕も突然に激しい雨が降ったり、その後にはカラリと晴れたりという予測がつかない天候だった。
映画界では学校が夏休みに入るよりひと足早く、子供向けの「夏休み映画」新作のいくつかが7日(土)にスタートした。
まずは、「それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島」(東京テアトル)。1989年に映画第1作が製作されて、1年に1本ペースで公開されている24作目。親から子へ世代が変わっても受け継がれている不動のコンテンツだけに、それなりに安定した数字が見込めるというもの。2日間でTなんば530人、65万円、T二条470人57万円。
同じアニメ映画でも宮沢賢治の童話を原作にした「グスコーブドリの伝記」(ワーナー)は大人をターゲットにした作品。小栗旬、怱那汐里ら人気俳優が声を担当したこともあって、客層は若者から宮沢ファンの40歳代が中心。2日間で大阪ステーション700人、96万円、なんばパークス480人、63万円、M京都510人、69万円、神戸国際260人、34万円。
(全文は2012/07/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)