相変わらずの雨模様が続いた京阪神の週末。いくつかの新作が公開されたが、スカッと快晴=ヒットまでには至らなかった。
「ネイビーシールズ」(ギャガ)が22日(金)に封切。アメリカに実在する特殊部隊を描くアクションということで客層は男性がほとんど。3日間でT梅田990人、136万円、Tなんば890人、121万円、T二条620人、84万円。
23日(土)には「LOVE まさお君が行く!」(松竹)がスタート。SMAPの香取慎吾扮する売れない芸人とダメ犬の友情を描く物語で、アイドルと動物の組み合わせということで「掛ける2倍以上」となればいいのだが、計算どおりにはいかないのが難しいところ。ターゲットのファミリーと女性層は取り込んだが、それ以上にはなかなか広がらなかった。2日間で大阪ステーション500人、59万円、なんばパークス490人、58万円、M京都340人、39万円、神戸国際280人、34万円。
人気コミックのアニメ化第2作「ベルセルク黄金時代篇2 ドルドレイ攻略」(ワーナー)も同日に公開。1989年に連載が始まって以来、コアなファンが多く、そうした人たちが劇場へ足を運んだ。2日間で梅田ブルク1、110人、178万円、なんばパークス760人、110万円、M京都280人、40万円で今年2月に公開された劇場版第1作「黄金時代篇1 覇王の卵」の70%ほど。
(全文は2012/6/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)