梅雨が続いて傘が手放せなかったこの週末も、いくつかの新作が公開。かきいれ時の「夏休み映画」を前に超大作はないものの、いろいろなジャンルが出そろった。
15日(金)には「スノーホワイト」(東宝東和)がスタートした。原作はディズニー映画をはじめ、これまでに様々な解釈で映画化されてきた「白雪姫」だが、今回はヒロインが悪の女王と戦うアクション・アドベンチャー。グリム童話とはかけ離れたタッチが現代にマッチしたのか若者を中心に好調な入り。3日間で大阪ステーション2、180人、302万円、T梅田3、630人、506万円、Tなんば2、190人、293万円、M京都1、940人、261万円、ミント神戸2、310人、274万円。東宝東和は公開中の「メン・イン・ブラック3」に続いてのヒットとなった。
16日(土)には洋画、邦画の恋愛ドラマが封切られた。「一枚のめぐり逢い」(ワーナー)は、「ハイスクール・ミュージカル」で人気が出たザック・エフロンの主演。今回いつもの軽いタッチとは違いイラク戦争を背景にした物語だけに、若い層の食いつきがいまひとつだったよう。2日間で大阪ステーション360人、48万円、なんばパークス350人、45万円、M京都240人、29万円、神戸国際170人、22万円。
(全文は2012/6/20発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)