最大で9日間の休暇をとれた人も多くいたゴールデンウィーク。後半は天気の悪い日もあったが、総体的には昨年よりも興行収入はアップしたという。理由はいろいろ推測されるが、長い休みだけに日頃はあまり映画館に行かない人たちが他のレジャーを満喫して、「映画も見ようか」という心境になったことも大きいだろう。
「宇宙兄弟」(東宝)が5日からスタートした。個性豊かな宇宙飛行士の兄弟を描く漫画が原作で、小栗旬と岡田将生が主演。これとは別に、テレビアニメも4月からスタートして、知名度はぐっとアップした。午前中は「劇場版名探偵コナン」シリーズの客層に近い幼い子供を含むファミリー層が詰めかけた。さらに、午後からは中・高校生のグループや若いカップルと幅広い客層。2日間で大阪ステーション1、970人、293万円、T梅田2、820人、413万円、Tなんば3、080人、450万円、T二条1、870人、256万円、ミント神戸2、000人、283万円。
(全文は2012/5/9発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)