TBSラジオの加藤嘉一社長はじめ幹部は25日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽加藤嘉一社長=2010年度もラジオ業界にとって厳しい1年ではあったが、TBSラジオは営業スタッフの健闘もあり、前年は99・5%、金額にして5400万円という小幅な減収で踏みとどまった。一方で全社的なコスト削減への努力で、営業利益ベースで5億9000万円の利益を確保、その他経常利益、最終当期純利益などすべての利益ベースで増益という結果となった。ご支援をいただいた関係各位の方々に感謝を申し上げるとともに、社員・スタッフの努力を評価したい。セットインユースの低下も含めて、今後益々厳しい時代を迎える状況にあり、それに打ち勝つための更なる体質改善、環境の変化に対する適切かつ迅速な対応に、一層の危機感を持って取り組まなければならない。
2011年度は東日本大震災の影響が長期化することもあり、見通しは大変厳しく減収減益予算。収入は前年比98・78%、最終当期利益は1億2800万円の利益を見込んでいるが、少しでも見通しを上回るべく、全社一丸となって努力していきたい。通期では営業利益2億9200万円、経常利益3億円の予算。
(全文は2011/05/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)