ジョニー・デップ主演の人気シリーズ第4作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(ディズニー)が20日にスタート。この週末の話題を独占した。世界同時公開とあって通常は行われる「試写会」などはなく、作品の出来などは全く未知数での公開。しかし、これまでの3作で高い評価と数字を積み上げてきただけに、それは関係なく全国では3日間で98万人、15億円を超え、最終的には100億円も見込めるヒットになった。
初めての週末を過ぎた時点で過去のシリーズ作との動員、興収を対比すると、第1作(最終興収・68億円)の2倍、第2作(100億円)からは微増。第3作(118億円)からは20%ほどダウンしているが、「1日でも早く見たい」というコアなファンから観客層の幅が広がり、「初週は避けて、少し落ち着いてから見よう」という年配層も増えているのが一因と関係者は分析している。
3日間で大阪ステーション5、770人、984万円、梅田7、690人、1.276万円、なんばパークス4、590人、750万円、T二条4、680人、718万円、OSミント5、080人、836万円。
このほか、21日公開の新番組「レッド・バロン」(ブロードメディア)は220人、30万円、「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」(ソニー)は大阪ステーション220人、32万円。そんななか、11日に公開された「ブラック・スワン」(フォックス)は12日間(22日)累計で、大阪ステーション8、400人、1、136万円、T梅田1万1000人、1、416万円、なんばパークス6、520人、846万円と順調に数字を伸ばしている。
(大阪)
(全文は2011/05/25発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)