テレビ朝日の早河洋社長は4月26日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、4月クールの視聴率は、現時点では3週を経過したところだが、全日、プライムは民放3位レベルだが、3位争いも厳しくなってきた。ドラマでは、「遺留捜査」が好発進したが、それ以外は全体として今ひとつだ。ただ「ハガネの女」も「犬を飼うということ」も内容的には評判がいいので、上昇を期待している。朝帯の「やじうまテレビ!」のリニューアルは、F2層も増えてきて、司会の2人の局アナも頑張っていて、改善の兆しが出ている。「モーニングバード!」は羽鳥慎一・赤江珠緒の司会のコンビネーション、コメンテーター陣なども含めたスタジオ空間
(W1)続かも明るくなり、どこかに癒し系の雰囲気もあり、親しみやすさを感じる。企画コーナーも悪くないという印象だ。視聴率も初回は突き抜け、ここに来てまた上昇の気配だ。特に、8時台については先週は民放2位争い。昨日も7%台で日本テレビと接戦になっている。ポイントは9時台にヒットコーナーが1つでも2つでも生まれると良い兆候になっていくのではないか。準備期間が少なかったことを考えると、現在の数字には満足している。
(全文は2011/05/02発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)