総務省は20日、地上放送の完全デジタル化についての今後の対応を発表した。
それによると、今年7月24日に全国においてアナログ放送を停止し、地上放送の完全デジタル化を実現する予定であったが、1.震災の影響に鑑み、岩手、宮城、福島の3県については、アナログ放送を延長する。なお、延期期間は、法律上の最長の期間を来年7月24日として、実際に延期する期間はできるだけ早く(今年7月24日までに)別途告示で定める2.岩手、宮城、福島以外の全国各地域は予定通り今年7月24日にアナログ波を停止する。なお、延長対象としない県の被災地域は、予算・人材等を投入し集中的な対策を実施するーを基本として具体的な検討に着手するとしている。
なお、この変更には、電波法の特例を定める法的措置を要するとしている。
(全文は2011/04/22発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)