民放連の広瀬道貞会長は20日の記者会見で今年の方針などにつき要旨次のように語った。
一、新しい年は地上テレビ放送デジタル化10か年計画の最後の年であり、無事に着地するように仕事をしていくことが第1のテーマ。
一、2番目は、昨年来インターネットのデバイスが非常に受けている。テレビ各社の社長の皆さんは新しい領域に出て行くチャンスだと捉えている。このための著作権の処理、地域サービスに限定されるのかなど、様々な環境整備に取り組まなければならない。これが大きなテーマである。
一、もう1つ、ラジオのデジタル化の道筋をつけることが大きなテーマとなる。この3つが今年のテーマではないか。
一、地デジについては、本日全国127社の放送局の会長・社長の皆さんに集まっていただき会合を開いた。そこで私の考えていることを素直に話した。普及が何%になったならばGOなのかというならば100%である。積み残してGOということになればテレビ離れの端緒になりかねない。全部一緒にアナログ停波を迎えたい。デジサポでは1世帯も残さず対応する。積み残しがないことで7月24日を迎えることに全員の賛同を得た。自信を得たのは来年7月の目標にしていたデジタル対応受信機の普及が目標の1億台を超えたこと。
(全文は2011/01/21発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)