読売テレビの越智常雄社長は5日の年賀会で次のように挨拶した。
一、昨年は多くの挑戦に成功した1年だった。番組面でもコンテンツビジネス面でも番組の質の面でも大きな成果をあげることができた。特筆すべきは尖閣諸島の中国漁船衝突ビデオ流出報道のスクープだ。合言葉のように言ってきた「収益力のあるタイムテーブル」を目指したコンテンツの積極展開が実を結んできた。
一、年間平均視聴率は、全日が3位、ゴールデンが2位と前年より1つ順位を上げた。全社的な営業推進体制と効率的な経費運用で、2008年度の赤字決算から脱却し、昨年度、今年度上期と連続して在阪局トップの利益をあげることができた。今期はこの勢いのまま、6年連続の売上げ減に歯止めをかけたいと思う。
一、今年はさらに「コンテンツファースト」、「地域密着」を強化する。新たな挑戦の1つとして、激戦区である土曜の昼に今月から「いただきナハレ」をレギュラー化し、関西のエリア情報で強力な裏番組と勝負する。
(全文は2011/01/14発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)