連合通信ドットコム - 60周年の節目、新たな飛躍の年に＝TBSHD財津社長・TBSテ石原社長、年頭挨拶要旨

60周年の節目、新たな飛躍の年に＝TBSHD財津社長・TBSテ石原社長、年頭挨拶要旨

投稿日時： 01/07

　東京放送ホールディングスの財津敬三社長、TBSテレビの石原俊爾社長は4日の2011年新春パーティーで要旨次のように挨拶した。
▽財津敬三社長=今年はTBSが1951年に「ラジオ東京」としてスタートして60周年という節目の年を迎えた。既に昨年から記念企画が始まっていて大きな成果を上げているが、今年もグループの皆さんにオールTBSの精神でご協力をお願いしながら、60周年を大いに盛り上げると共に、グループ全体の活性化のきっかけになってくれればと期待している。

　昨年は我々TBSグループにとって苦渋の年であった。広告媒体としてのテレビの力は依然協力ではあるが、昨年来、回復傾向にあるテレビへの広告出稿も、効率性、機動性を求める広告主の構造的な志向の変化で、タイムよりスポット広告への偏重が際だち、視聴率の低迷と相俟って、TBSへの打撃をより大きなものにしている。また、中長期的に日本市場の成熟と人口の減少、年齢構成の変化で、市場規模自体が縮小に向かっており、広告主の海外志向も強まっている。一方、インターネットの浸透は、広告媒体としての競合だけでなく、尖閣諸島沖での衝突映像の流出やウィキリークスによる外交文書の暴露などに見られるように、報道機関としての放送の存在意義をも考えさせられる出来事が相次いだ。

（全文は2011/01/07発行の「連合通信放送映画速報」に掲載）

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