TBSテレビの石原俊爾社長は1日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、創立60周年記念番組の「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS」が成功し、内容的にも数字以上に価値のある番組を放送できたと思っている。また、「世界バレー女子」も日本チームの32年ぶりのメダルを獲得、大活躍で成功を収めてくれたので良かったと思う。2010年は、全体的には前半は視聴率的にも営業的にも特にタイムが苦戦したが、後半は視聴率、営業状況ともに上向き始めたかなと思う。ここ1〜2年はリーマンショックの後遺症で、各社とも経費の削減を余儀なくされ、いかに効率的に番組を制作していくかという厳しい競争が始まっている。現場の皆さんはコストコントロールを非常によくやり頑張ってくれているが、今後広告市況の伸びは、そうは期待できないと思っているので、来年度もメリハリの効いた形で番組を強化していきたいと思っている。来年は創立60周年本番の年にあたるので、「最大よりも最良の放送局たれ」という創業の原点に立ち戻り、TBSらしい良質な番組を制作し、さらなる飛躍の年にしたいと思っている。
(全文は2010/12/03発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)