日本テレビの細川知正社長は26日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、「土曜の嵐」は順調に数字が出たと思う。「24時間テレビ33愛は地球を救う」は今年は日本武道館に戻る。メインパーソナリティーはTOKIOで3回目の登場。
一、平成22年3月期の決算は5月13日に正式に発表するので細かい数字は申し上げられないが、大幅な減収で増益になるだろうとみている。いわゆる放送外収入といわれているものの売上げ、利益とも前年に比べ拡大するだろうとみている。4月の集計はまだ終わっていないが、タイムは前年比100は厳しい。一方、スポットは4月は115%ぐらいいくのではないか。5月も100を超えるのではないかと考えている。好況になったというのではなく、下げ止まったということだが、その傾向は新しい年度に入っても続いているとみている。
一、放送外収入の映画については、「名探偵コナン天空の難破船」は順調に推移している。また、イベントも横浜の「ポンペイ展」は順調、「レンピッカ展」はもう少し知名度を上げていきたいと思っている。
一、地デジに関しては、早い段階でいわゆるレターボックス化を進めている。受信機の伸びのペースは予想を上回るくらいということで、一安心している。来年の7月に上手にソフトランディングするための具体的な方策を検討しているが、少なくとも1年前にははっきりしたほうが良いということで作業を進めている。やらなければいけないことはいっぱいあるが、やれることはすべてやっていく。
一、3Dテレビについては、前回も触れたが、地上波で放送していくにはいくつか障害がある。ソフトをつくり供給する会社として需要が出てくるということを想定して様々な取り組みをしている。
(全文は2010/4/28発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)