テレビ朝日は6日の取締役会で、連結子会社のシンエイ動画の株式を追加取得し、100%子会社化することを決定した。
株式取得の目的は、テレビ朝日とシンエイ動画は「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」などのアニメコンテンツにおいて、地上波・CS放送、劇場映画の製作・配給、DVD販売、海外番組販売等で密接な事業連携関係にあり、テレビ朝日は地上波を軸としたコンテンツの多面的な展開による収益拡大を重要な経営課題としており、アニメコンテンツはテレビ朝日の事業戦略上、重要な位置づけにあるとしている。
今回、アニメ制作会社のシンエイ動画との連携を今以上に強化し、積極的な事業展開と収益拡大につなげるため、100%子会社化を決定したとしている。
株式の譲受元は楠部三吉郎シンエイ動画代表取締役会長、異動前のテレビ朝日所有株式数は14万4000株(所有割合90・0%)、取得株式数は1万6000株、異動後のテレビ朝日所有株式数は16万株(所有割合100%)、株式譲受日は10月15日を予定している。
(全文は2010/10/08発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)