TBSラジオの加藤嘉一社長はじめ幹部は22日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽加藤嘉一社長=8月の首都圏個人聴取率調査の結果は前回6月の調査と変わらず、1・5%を獲得、これで2001年8月以来55期連続のトップとなった。ご支持いただいたリスナー、各番組の出演者の皆様、奮闘した番組制作者に対しても心から敬意を表したい。一方でセットインユースは、前回調査と変わらず6・8%という大変厳しい結果となった。8月の調査では多少数字が落ち込む傾向にあるものの、2回連続で7%を切った事実を重く受け止めなければならない。リスナーの拡大という課題に対して、今後強い危機感を持って取り組む必要があると思っている。 SUT問題は10月がどうかたが、個社は得意ターゲットを生かし、またそれ以外の取り組みをはかるなど、連携も含めた手をうたないといけない。
10月4日(月)からナイターオフ編成に入る。今回の改編は13・3%と小幅になったが、この表案をもとに、新たな収入増とコストの効率化の両面で、引き続き収支の改善を実行していく。改編に先がけ10月2日に特番「朝から夜まで外山恵理〜TBSラジオ感謝祭」を生放送する。改編に伴う新番組の情報や、事業関連の情報をお伝えするほか、春に引き続き、テレビ特番「オールスター感謝祭」とも連動、恒例の「赤坂5丁目マラソン」の模様をサイマル放送する。
(全文は2010/9/24発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)