毎日放送の河内一友社長は2日の開局記念式典で次のような挨拶を行った。
一、先日の「中期経営計画」で反転攻勢を発表し、2つの呼びかけをした。まずは開局60周年。2012年8月31日までの2年間にわたる記念期間の今日がスタートだ。すでにテレビ、ラジオは開局記念ウィークがはじまり、テレビは60時間以上、ラジオは70時間以上の特別番組を放送する。レギュラー番組との連動やフィードバックを基本軸にレギュラーの強化を意識し、打ち上げ花火に終わらせないスタンスを固めている。経費もかかる。テレビは期首に読んでいた追加制作費の1・5倍になりそうだ。しかし、テレビ、ラジオも支出を上回る売上げを達成した。
一、会社は近年、強い逆風に対して守りを固めてきたが、これだけでは生きていけない。新たな刺激と成長がなければならない。必要なところには必要な資金投下をする。
一、コンテンツ事業局からのデータ放送を利用した新しい情報サービス「4d(ヨンデ)」。IPサイマルラジオの「radiko」への取り組みなど目先の収支にとらわれない提案などとも取り組む。
(全文は2010/9/6発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)