博報堂の社内プロジェクトhakuhodo+designprojectは9月18日から10月3日まで、東京タワーを借景として選定し、東京タワーが新鮮な五感体験として変換される発見・体験プロジェクト「東京借景」を、都内各所に設けられたビューポイントとオリジナルウェブサイトを中心に実施する。
「東京借景」は、広義のデザインの可能性を追求することにより、社会課題の解決や新たな生活提案を実践していくhakuhodo+designprojectメンバーがデザインによって、「東京」の課題を解決しようという取り組みから生まれたもの。借景という伝統的な鑑賞法を使って、東京の風景と人の関係をリ・デザインする試み。無意識に消費されるだけの東京の風景から、それぞれが自分ごととして意識する東京の風景へのきっかけ作りを行うことで、景観・美化、コミュニティ意識などに自然に気持ちが向けられることを意図している。
(全文は2010/8/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)