TBSラジオの入江清彦社長はじめ幹部は23日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽入江清彦社長=12月の首都圏ラジオの聴取率調査結果は、TBSラジオは前回10月の結果をアベレージで0・2ポイント上げて首位を獲得し連続首位の記録V69に花を添えた。また、ラジオ全体のSIUも0・2ポイント上げ6・5%であった。
前回10月はナイターゾーンではクライマックスシリーズ中継が好結果だったこともあって、野球中継の無い12月は不安だったが、ナイターゾーンでのわずかなダウンを全曜日のワイド番組で大きくカバーし、アベレージでも前回を上回る好結果に繋がった。また、調査期間の最終日12月16日は総選挙や都知事選挙の投開票日であり特番編成であったが、結果はNHKには及ばなかったが民放で同時間帯首位を獲得した。全局SIUは上がったというものの、昨年の7・0との比較ではまだまだ十分な結果とは言えない。リーチ及び聴取時間の拡大を目指し、各ラジオ社が特色を出してラジオの魅力をそれぞれ伝え続けることが必要だと考える。
12月は11月に続き、営業収入でタイム、スポットともに、予算、前年ともに100 %をクリアし利益は上乗せできている。ただし、通期での業績は1月〜3月の業績予想を踏まえても依然として厳しい状況である。
▽田中健一郎常務=レーティングは50 〜60 代をしっかり確保し、夜は40 代男性で1位だった。
▽浅井敬取締役営業統括局長=12 月はタイム100・4%、スポット100・1%。第3四半期はタイムは100%超。1月以降は不透明。キャンペーン型が減り、レスポンス型が増えている。事業はCBCの「さよならドビュッシー」に協力。営業は4月以降は良い動きを予測。