毎日放送の河内一友社長は4日の年賀会で要旨次のように挨拶した。
一、今年9月には本社隣に建設中の新館が竣工し、みんなの様々なアイデアが盛り込まれたMBSの新時代を築く情報発信の拠点が完成する。
一、さらに、来年4月4日のグランドオープンによって、分散していたスタジオ、オフィスなどが梅田・茶屋町に集約されて一層の効率化を図るとともに華やかで賑わいのあるプラザとして地域活性化の拠点を築きあげたい。
一、テレビでは新館に完成する最新鋭のスタジオが全国への発信源になり、ラジオではリニューアルする本館1階のオープンスペースを使った番組作りを進めていく。グランドオープンという「最大のお祭り」を反転攻勢の起爆剤にしたいと思っている。
一、昨年秋以降の収益は予想以上に厳しい状況になり、今一度それぞれの立場で無駄がないかを確認してほしい。しかし、良い番組を作るために準備したお金は躊躇なく投入する方針を変えることはない。昨年10月改編ではプライムのネット番組を3つすべて新番組に切り替えるという荒療治をした。まだ成否を問う段階ではないが、もっと頑張っていきたい。
一、我が社には60年間、数々の苦難を乗り越えてきた先輩たちのパイオニア精神が今もしっかりと受け継がれている。この厳しい環境に一緒に立ち向かっていきたいと思っている。