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下期第8週までの視聴率は厳しい状況=11月以降のスポットは95%程度の見込み−TBSテ石原社長、一般紙会見で現況等語る
投稿日時: 11/30

 TBSテレビの石原俊爾社長は28日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。

一、下期第8週までの視聴率は、ゴールデン、プライムともに厳しい状況が続いている。企画強化月間と位置づけた11月はレギュラーバラエティの3時間スペシャルや新企画の単発スペシャルなどを投入した。
一、「金スマ」の2時間スペシャルは17・6%の高視聴率を獲得し、「ぴったんこカン・カン」の2時間スペシャルも14・1%と期待に応えてくれた番組もあった。今月16日には来年のWBCに向かって「侍ジャパンマッチ 日本対キューバ戦」を生中継し、視聴率15・2%と好成績を残した。
一、年末年始の特別編成では、12月30日に恒例の「輝く!日本レコード大賞」を放送するのをはじめ、大晦日と元日は、年越しスポーツ祭と銘打って、スポーツバラエティやボクシング、駅伝の生中継など8番組を長時間編成し、家族で楽しんでいただこうと思っている。1997年以来放送を続けているサバイバルアタックの「SASUKE」も12月27日にパワーアップしてお届けするので楽しみにしていただきたい。
一、10月のネットタイムのレギュラーセールスは、系列の毎日放送発局の番組が増えたことから、多少の減収となった。ローカルタイムは、ちばアクアラインマラソンが売上げに貢献し前年を上回った。11月以降はほぼ前年並みで推移する見込みだが、年末年始セールスで前年を超える売上げを目指して作業を進めている。
一、スポットセールスは、10月の東京地区投下量が90%を割り、前年比86%と大幅な減収となった。「食品」、「アルコール・飲料」、「化粧品・トイレタリー」といったスポット売上げのベースとなる日用品が軒並み前年比70%を割っている。11月以降は市況も若干持ち直し95%程度の売上げを見込んでいる。
一、7?9月期のGDPが四半期ぶりのマイナス成長に転じて、景気がすでに後退局面に入ったという見方も出ている。一方、選挙を受けて円安・株高が進み、景気浮揚への 
                    (石1)続か期待感も出てきているが、慎重に先を見据えながら、機動的に対応していきたい。
一、冬のサカスでは、恒例のアイススケートリンクを今週末グランドオープンする。5回目となる今回の「ホワイトサカス」は「サカスポ!?ホワイトサカス・スポーツフェスタ」と銘打って開催する。「炎の体育会TV」、「S☆1」などのスポーツ系の番組と連携させて、2020年の東京オリンピック招致を盛り上げていこうと考えている。スケートリンクはトヨタの協賛をえて「サカスポ!ラクティスリンク」という名称となった。
一、映画では、TBS開局60周年記念作品の「のぼうの城」が大ヒットしている。公開26日で興行収入が21億円を超えており、さらなる伸びを期待している。
一、赤坂ACTシアターでは、舞台「ぼくに炎の戦車を」が続いている。日韓の政治状況が微妙な中、当初は少し心配していたが、非常に好評でチケットも完売状態だ。年末から年始にかけては、今年で5回目を迎える「くるみ割り人形赤坂サカスバージョン」を行う。
一、入江清彦TBSラジオ&コミュニケーションズ社長=10月の聴取率調査で当社は2001年8月以来連続首位の記録を更新した。過去最低レベルだった前回8月の1・1%と変わらずだが、「JUNK」がオールナイトニッポン、NHK深夜便に完勝、「堀尾正明+PLUS!」が番組平均聴取率で初の(同率)首位獲得など良いニュースも。セッツインユースは前回から0・2ポイント上がったもののまだ充分な数字ではない。
 12月16日の総選挙にあたっては「TBSラジオ総選挙スペシャル2012?私たちは何を選んだのか?」を午後8時から午前4時まで放送する。
 営業状況は、10月に入りタイムが予算・前年をともにクリアするなど堅調だが、スポットが厳しく通期での業績に関しても油断できない。
 事業関連では12月21日から25日まで5日間、赤坂の草月ホールで番組出演者を中心とした日替わりのライブイベントを開催する。






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