TBSテレビ事業局文化事業部(高橋一世部長)の2012年度上期概況と下期対応は次の通り。
2012年度の文化事業部は、展覧会だけでも前年度に比べ倍の物件を開催、上半期末時点で利益予算を約6%上回った。大きな柱である展覧会分野では、「インカ帝国展?マチュピチュ『発見』100年」(3月10日-6月24日、国立科学博物館)は入場者数が約46万人に達し、国立科学博物館で開催された人類学・考古学系の展覧会で歴代2位の記録を達成。3Dスカイビューシアター「マチュピチュ 太陽の聖地」は国際3D協会ルミエール・ジャパン・アワードの特別賞を受賞した。
「ベルリン国立美術館展〜学べるヨーロッパ美術の400年〜」(6月13日?9月17日、国立西洋美術館)は入場者数40万人超を記録、国立西洋美術館では3年ぶりの好成績となった。
「特別展 元素のふしぎ」(7月21日-10月8日、国立科学博物館)は16万人超を動員した。
「尾崎豊特別展 OZAKI20」(9月7日-19日、ラフォーレミュージアム原宿)は尾崎豊の没後20年にちなんで開催した初の展覧会。
下半期は、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」(10月3日-12月23日、国立新美術館)は11月9日に入場者数10万人を突破。
「江戸東京博物館開館20周年記念特別展 尾張徳川家の至宝」(2013年1月2日-2月24日)は約230件の名品を紹介、期間限定で国宝「源氏物語絵巻」などを特別公開する。
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」(3月9日-4月21日、Bunkamuraザ・ミュージアム)はルーベンスのイタリア時代の作品とアントワープ帰郷後に組織した大規模な工房の活動に焦点を当てた展覧会。
(全文は2012/11/21発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)