テレビ朝日の早河洋社長は5日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、4月クールが修了し、ゴールデンが民放2位タイで11・6%、プライムが12・2%で2位、全日7・3%で3位、プライム2はトップ。6月月間平均視聴率では、ゴールデンが12・6%で1位、プライムが13・2%で1位、プライム2が8・3%で1位、全日が7・4%で3位。全体として「日本対オランダ戦」を核にして、スペシャル編成が功を奏した。また、ゴールデンウィークもゴールデン・プライムトップで良かった。7月クールが始まったが、水曜午後9時の好調な流れを保っている。W杯については、4試合とも歴史的な熱戦で、フランス、日・韓、ドイツ大会の中で最も感動を呼んだ大会だった。サッカー熱も盛り上がり、経済効果という意味で日本中を元気にしてくれた。私どもの視聴率にも満足している。
一、5月は、タイムが前年比で104%弱、スポットが112%弱、トータルでは約108%で確定した。タイムは「トリック新作スペシャル」が高カロリーでセールスできた。一方、プロ野球2試合は苦戦した。スポットは前年が悪かった反動で、4月以上の活況だった。前年比、予算比ともに大きく上回った。シェアは前年と同じ21・8%。6月は、タイムが約110%、スポットが約94%、最終的には95%いくと思うが、トータルでは約102%で推移している。タイムは、サッカーW杯で日本が奮闘し決勝トーナメントに進出したこともあり、一気に盛り上がりが出てきて、売上げが伸びた。最終的には前回のドイツ大会の実績を超えることを期待している。レギュラーも健闘し、「全米オープン」などの単発も順調に仕上がって、6月のタイムは前年比、予算比ともにプラス。スポットは5月に比べると市況の動きが鈍り伸び悩んだ。第1四半期は当初の計画通りに進んで、予算が達成できるのではないか。
(全文は2010/7/9発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)