WOWOWの和崎信哉社長は6日の記者会見で現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。
一、連続ドラマW「贖罪」が世界の主要な映画祭で上映されることが決定した。当社はオリジナル作品の強化を1つの柱にしており、これが具現化されることは大きな勇気を与えてくれる。
一、WOWOWFILMS「へルタースケルター」の観客動員が150万人を超え、興行収入は20億円を超えた。評価していただき、女性の支持を得た作品かなと思っている。
一、8月の加入状況は、新規加入が3万1884件、解約が4万7512件、純増がマイナス1万5628件で、加入計画が大変甘かったと言わざるを得ない。毎年7月、8月は加入のヤマを迎えるが、オリンピックが終わった後、流れを我々に戻す営業戦略が機能していなかった。夏場の計画の立て方、見通しが甘かったと反省している。第3クォーターは加入のヤマを迎えるので、年間12万件達成に向けてやっていきたい。
一、3チャンネルがスタートしてこの10月で1年になるがこの秋は「WOWOWプライム」を徹底的に訴求していきたい。毎日ドラマの新作を見ることができるのが「WOWOWプライム」であり、加入していただいた方が最も接触の多いのがドラマである。
一、29日午後3時から「無料放送!WOWOWドラマ博」を実施する。未加入の方に当社のドラマの魅力を感じていただきたいと思っている。
一、「WOWOWメンバーズオンデマンド」は兆しとして相乗効果が現れつつあると捉えている。課題はAndroid系端末への対応が遅れていたことで、サービスの改善を行っている。