TBSの石原俊爾社長は26日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
一、第1四半期は増収で堅調に推移した。4、5月は良く6月は止まった感。自動車の復活が大きいが、今後はエコ減税、ヨーロッパの金融危機がどうなるか、円高基調もあり輸出は厳しく、全体的経済は厳しい。
一、視聴率は火、水曜が課題だが、水曜は映画枠に変え徐々に上がってきている。
10月は火、水曜の強化を中心に大胆な改編を予定しており期待できる。
一、編成構造改革本部は私を本部長とし、ブランドイメージ検討、消費・視聴行動検討の2つの小委員会を置き、武田専務を委員長に各セクションからのワーキングチームで作業を行っている。少子高齢化、震災以降、家庭回帰、消費構造が変化し、それに伴って視聴構造も変わっていくだろう。その中でテレビはどうあるべきか、TBSはどう見られているか、どういうことが必要かなどのたたき台を作ってもらっている。
(全文は2012/07/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)