放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は7月31日、日本テレビ「newsevery.」、「食と放射能飲み水の安全性」報道に関する意見を発表した。
放送は「飲み水の安全性」をテーマに、2012年4月25日の同番組内で約18分間にわたって放送されたもの。
委員会の意見は、本件放送は、意図しなかったとはいえ、宅配の水の製造・販売会社と親族関係でも、経済的にも緊密な人物を登場させ、宅配の水に対する好意的な評価を語らせ、利益に著しく偏った報道をした点で、報道に求められる客観性、正確性、公平性、公正性等の放送倫理に違反したものであったとしている。
(全文は2012/08/01発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)