TBSラジオの入江清彦社長はじめ幹部は18日の記者会見で、現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。
▽入江清彦社長=6月聴取率調査でTBSラジオは1・2%で単独トップとなり、V66=丸11年連続トップを達成した。ただし、全体のセットインニュースは0・2ポイント落として、震災後回復傾向となっていたが、震災前2011年2月の過去最低の数字6・4%に戻った。TBSにとっても厳しい調査結果であった。これまで原動力となっていた老舗番組の中で首位はキープしているものの大きなダウンもあった。前回の結果を踏まえて準備をし、今回は手応えを感じている番組も多かった筈だが「今までの延長では通じない」時代となったと認識している。
「安住紳一郎の日曜天国」が前回から大きく数字を伸ばし、2・2%首都圏の全局全番組中首位になったほか、新番組「赤江珠緒たまむすび」も大幅に数字を伸ばしており、裏番組との勝負に持ち込みたい。新しい勢力でTBSラジオブランドを構築することは大変意義のあることだと認識している。
(全文は2012/07/20発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)