電通は12日、ロンドン証券取引所に上場している英国大手広告代理店のAegisGroupplc(Aegis社)とAegis社の発行済及び発行予定全普通株式を現金にて取得し、100%子会社化する手続きを開始することで合意したことを発表した。
今回の買収は友好的なものであり、Aegis社の取締役会は買収について全会一致で賛同している。また、電通は買収について、英国の公開買付規制に基づく公表も12日(現地時間午前7時10分)に英国において行っている。
電通にとって買収の意義は(1)グローバルサービス提供体制の整備(2)統合ソリューション提供基盤の拡充(3)デジタル領域の強化?などとしている。
買収価格は、Aegis社普通株式1株当たり240ペンス(約300円)を予定しており、買収総額は約3164百万ポンド(約3955億円)を予定している。
買収の手法は、英国法に基づくスキーム・オブ・アレンジメントにより実施の予定で、これは、英国法上の買収手続きで、Aegis社の取締役会の同意に基づき、株主及び裁判所の承認を取得することにより買収が成立する友好的な買収方法としている。
(全文は2012/07/13発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)