朝日放送の脇阪聰史社長は11日のマスコミ懇話会で現況などにつき要旨次のように語った。
一、視聴率は昨年10月から3クール連続で4冠を達成、改めてテレビ朝日系列の勢いの強さを感じた。ローカルでは朝と深夜のベルト番組が好調で、特に「おはようコール」は4月平均が11・9%、5月が11・4%、6月は番組初めての12・0%を記録した。ラジオ聴取率も全放送時間帯平均シェア19・8%(4月調査)でトップになるなど順調。
一、2014年までの中期経営計画として5項目を掲げ、順調に推移している。そのうちの1項目である「全社一丸となって視聴率トップ、聴取率トップ、売上げトップを確固たるものとし、売上高経常利益率6%以上を維持する」については、すでに第1四半期で上回っており、今年度に確保し維持する固い決意を持っている。
一、第1四半期のテレビスポットは前年同期比で2桁増、前々年同期比では5%増。タイムは通期で前期を上回る見通しを立てている。ローカルタイムセールスでは、「おはよう朝日」は完売、「報道ステーション」も堅調に推移している。テレビ営業全体としては前年の5%以上は上回る見込みになっている。
(全文は2012/07/13発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)