TBSラジオの入江清彦社長はじめ幹部は27日の記者会見で、現況と今後の対応につき要旨次のように語った。
▽入江清彦社長=2012年度も3ヶ月になろうとしている。経営的な状況では、営業は4月5月の累計で前年比、予算ともに、100%を少々割っており、放送外収入、主としてイベント・ハウジング等の事業収入も前年を割り込んでいる。費用面ではセーブが効いており、営業利益面では、ほぼ予算通り。7月以降は大口のクライアントの脱落が予想されており、小口を積み上げてもかなり厳しい状況。2012年度は収入、利益ともに前年並みを見込んでおり、ハードルは高く厳しい状況が予想される。
レーティングは危機感をもっており、単独はもちろんSIUも上げるよう、やるべきことはやった。
編成関連では前回お伝えしたギャラクシー賞のラジオ部門で「久米宏ラジオなんですけど」が優秀賞に選出された。賞を意識したドラマやドキュメンタリーなどパッケージ番組が受賞されるケースが多い中で通常の生ワイド番組の企画について評価が得られたことは大変嬉しく思う。
(全文は2012/6/29発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)