文化放送の三木明博社長は19日の記者会見で現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。
一、平成24年3月期決算は売上高は前期比97・2%で2億17百万円減った。内訳は、タイムが厳しかった。特に第1四半期は東日本大震災の影響があり、下期に追いあげたが、結果的に営業利益はマイナス7億85百万円、経常利益はマイナス6億10百万円で、経常利益は2億4百万円改善した。
厳しい状況は今後も続くと思うが、最終目標の予算達成、黒字化を目指す。小さな一歩を踏み出したと思う。
一、新年度は、4月・5月の合計の放送制作収入は前年同期比104・1%、タイムは99・1%、スポットは114・7%で、昨年の同時期よりも良い状況かなと思っている。我々の目標はあくまでも予算比であり、業界の中でのシェア拡大、新しい収益の開発・確保、柔軟で斬新な発想と取り組みをより一層進める必要がある。
(全文は2012/6/20発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)