日本テレビの細川知正社長は28日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、今の話題はワールドカップと相撲の話。当社では夏のイベントを盛り上げていく。1つは「汐博2010(シオハク2010)〜汐留博覧会2010〜」で、7月23日から8月29日までの約1ヶ月間、様々なイベントを立ち上げる。もう1つは24時間テレビ33「愛は地球を救う」で、「ありがとう〜今、あの人に伝えたい〜」をテーマに様々な催し物を行う。
一、組織改正のポイントは2つ。1つはタイムテーブルの強化。もう1つは決算で利益は確保できたが売上げが落ちているので、セールスの見直しと強化だ。人事異動もこの点に注力する。比較的若い管理職、1960年入社が部長になった。また、管理職の12%強が女性で、若返りと女性の比率が増えているという状況だ。放送外収入だけではなく、新しい収入の芽を出していくため、若手を登用していくのが今回のポイントだ。
一、営業は基本的に状況は変わっていない。タイムは残念ながら前年より低い状況。一方でスポットは伸びている。6月のスポットは前年比107%前後、7月は100%を超えるだろうと思う。昨年の9月から前年比で100%を超えてきているが、逆に2桁の伸びは今後はそう簡単にはならない。
(全文は2010/6/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)