
TBSラジオの入江清彦社長は18日の記者会見で就任の抱負などにつき要旨次のように語った。
▽入江清彦社長=現在当社は首都圏のレーティング調査はトップで業績も堅調だ。昨年は60周年、還暦を迎え、今年は文字通り生まれ変わりの再スタートの年だ。当社独自の問題、ラジオを取り巻く問題など深刻な課題が多く、今までの延長では許されない。
多メディア多チャンネル時代に社会から必要とされ、企業として生き残るには、TBSラジオだから期待されることは何かが大事。大きな改編が待ち受けているが、TBSラジオらしさの基本はタイムテーブルだ。オンリーワンのタイムテーブルをいかに作るかが最大のテーマである。
放送局の財産は人材であり組織である。私はラジオ育ちだが、ラジオの良さは少人数で家族的な風土で意思の疎通がとれ、風通しもよいところにあるが、時に厳しいジャッジや意見の対立を避けるムードも同時にある。当社の社員も随分増えて過半数を超えている。社員は万年2位の苦しい時代を乗り越えて首都圏レーティング首位を取ってから入社した人ばかりだ。これからは守りの姿勢から様々なチャレンジを繰り返さなければいけない。常に逞しく前向きでいられる職場作りを目指す。
(全文は2012/4/20発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)

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