フジテレビの豊田皓社長は1月27日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、いま日本で生活している人たちが経験したことがないような未曾有の大災害だったが、放送局にとっても経験がなく、いろいろな教訓もあり、今後やらなければいけないこともいろいろと感じた。特に東北3県の系列局が放送をどう継続するかという難しさを経験し、キー局もどう支援していくか、それが経験として残った。今まで放送局には社会的使命があり、存在意義があると言ってきたが、身に染みて実感した。今現在、私たちがやらなければいけないのは、きちんと取材報道すること。まだまだ復旧・復興もままならない中で、記憶や実感が薄れる危惧があり、忘れがちな国民をつなぎ止めるためにも、実態について取材・報道し、国民に知らせる役割もあると思う。支援の気持ちを忘れないように喚起していきたい。
(全文は2012/2/3発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)